今回紹介するのは、2014年公開のハリウッド版ゴジラ。
日本の怪獣映画をハリウッドが本格的に描いた一本です。
主人公は、海軍の爆発物処理兵フォード・ブロディ。
家族と暮らす普通の男だったフォードが、巨大生物による異常事態に巻き込まれていきます。
そして現れるのが、全長100メートルを超える巨大なゴジラ。
ただし、最初から姿をはっきり見せてくれるわけではありません。
遠くから聞こえる咆哮。
建物の向こうに見える巨大な影。
「何かいる。でも、まだ全部は見えない」
この焦らし方が、2014年版の大きな特徴です。
後に『キングコング:髑髏島の巨神』や『ゴジラ
キング・オブ・モンスターズ』へ続く、
モンスターバースの出発点になった作品でもあります。
▶ Amazonプライムで『GODZILLA ゴジラ』をチェック
2014年のハリウッド版ゴジラは、なぜ怖いのか
① ゴジラを「巨大な生物」として見せる
2014年版のハリウッドゴジラで面白いのは、
ゴジラを最初から派手に暴れさせないところです。
街を歩けば、人間よりはるかに大きい。
建物と並べると、そのサイズが一気に現実味を帯びてきます。
人間がゴジラと戦うというより、
人間が巨大生物のいる世界に巻き込まれてしまう。
この感覚が、2014年版のハリウッド版ゴジラにはあります。
怪獣映画なのに、最初から「俺たちが倒してやる!」という雰囲気ではありません。
むしろ、 「いや、こんなのどうすればいいんだよ……」
という絶望感が強い。
仕事で何でも自分で抱え込んでいる人ほど、
この「人間にはどうにもできない」という感覚が逆に気持ちよかったりします(笑)。
② ゴジラの登場シーンが、とにかくデカい
ハリウッド版ゴジラの魅力を語るなら、
やっぱりゴジラそのものの迫力は外せません。
特に初めて全身がしっかり見える場面は、
「デカい」という言葉しか出てこないレベルです。
人間が見上げる。
カメラも見上げる。
それでもゴジラの全身を一度に捉えきれない。
このサイズ感が、巨大怪獣を映画館サイズの画面で観る意味を作っています。
家で観る場合でも、できれば大きめの画面と音量で楽しみたい作品です。
③ 「怪獣が街にいる」だけで怖い
本作の怖さは、ゴジラが人間を狙って襲ってくることだけではありません。
街の中に突然、理解できないほど巨大な存在が現れる。
それだけで日常が簡単に壊れてしまいます。
高層ビル、道路、車、飛行機。
普段なら巨大に見えるものが、ゴジラの前では小さく見える。
普通の生活が一瞬で「逃げるしかない世界」に変わる。
この感覚は、まさにパニック映画の面白さです。
『GODZILLA ゴジラ』の見どころは「戦い」だけじゃない
① 人間側から見る怪獣災害がリアル
ゴジラ映画というと、怪獣同士のバトルを想像する人も多いと思います。
でも2014年版は、そこへ行くまでの時間をかなり大切にしています。
ニュース映像や軍隊の動き、避難する人々。
巨大生物が現れたことで、社会全体がどう動くのかを描いています。
「怪獣が強い」という話だけではなく、
怪獣が現れたら人間の生活はどうなるのか。
そこまで考えながら観ると、単純な怪獣映画とは違った面白さがあります。
② ゴジラが「人間の敵」とは限らない
ここも2014年版を観るうえで面白いところです。
ゴジラは人間を助けるヒーローとして登場するわけではありません。
だからといって、人間だけを狙って破壊する悪役でもない。
ゴジラ自身には、ゴジラ自身の目的がある。
人間からすると、とんでもない災害。
でもゴジラにとっては、別の生物との生存競争です。
この距離感が、後のモンスターバース ゴジラにもつながっていきます。
③ 後のモンスターバースを知っていると、さらに面白い
2014年版は、現在まで続くゴジラ モンスターバースのスタート地点です。
後の作品ではキングコングや、
キングギドラ モンスターバースなど、さまざまな怪獣が登場します。
ただ、最初の『GODZILLA ゴジラ』は、かなり落ち着いた作りです。
いきなり怪獣が何体も登場して大暴れするわけではありません。
「巨大な存在がこの世界に現れた」
まずは、その一点をじっくり描いています。
後のモンスターバース作品を観ている人ほど、
「最初はこんな雰囲気だったのか」と感じるはずです。
少しネタバレ:ゴジラが登場すると世界が一気に変わる
ここからは、映画の重要な展開に触れます。
まだ観ていない人は、先に本編を観るのがおすすめです。
ネタバレを表示する
序盤から怪獣の存在は示されていますが、
ゴジラ本人はなかなか姿を見せません。
その間に登場するのが、ムートーと呼ばれる巨大生物です。
ムートーは核物質をエネルギー源とするような性質を持ち、
人間側は軍を動かして対処しようとします。
ところが、人間の兵器だけでは簡単に片付きません。
そしてハワイで、ついにゴジラが姿を現します。
空港周辺でムートーとゴジラが向かい合う場面では、
人間が完全に脇役になってしまうほどのサイズ差です。
ゴジラが一歩動く。
ムートーが動く。
そのたびに周囲の人間が逃げ惑う。
「怪獣同士の戦いを、人間が遠くから見ている」
そんな構図になることで、
ゴジラが人間の理解を超えた存在として描かれます。
終盤ではサンフランシスコが戦場になります。
ゴジラとムートーが街中で激突し、
建物が壊れ、道路が寸断され、街そのものが戦場へ変わっていきます。
そしてゴジラは、ムートーを圧倒。
最後には強烈な放射熱線をムートーへ浴びせます。
この瞬間まで熱線を大きく見せないからこそ、
初めて放つ場面のインパクトが強烈です。
戦いを終えたゴジラは、そのまま海へ戻っていきます。
人間を救ったヒーローとして街に残るわけではありません。
ただ巨大な怪獣が現れ、怪獣同士が戦い、
そして何事もなかったように海へ消えていく。
この距離感が、2014年版ゴジラの魅力です。
『GODZILLA ゴジラ』はこんな夜に観てほしい
この映画がハマるのは、頭を使う作品を観る気力が残っていない夜です。
仕事で疲れた。
人間関係にも疲れた。
今日はもう、細かいことを考えたくない。
そんな日に巨大怪獣を観るのは、意外と悪くありません。
ゴジラが出てきた瞬間、
仕事のメールも、明日の予定も、いったんどうでもよくなる。
「うわ、デカい……」
まずはそれだけでいいんです(笑)。
特に、日常が突然壊れていくような映画が好きなら、
巨大生物によって街が一変していく恐怖をしっかり楽しめます。
こんな人には『GODZILLA ゴジラ』が刺さる
・巨大怪獣が街で暴れる映画が好き
・迫力のある映像を観てスカッとしたい
・人間にはどうにもできない存在が出てくる映画が好き
・パニック映画を観て現実を一度忘れたい
・これからモンスターバースを観てみたい
特におすすめしたいのは、
「今日はストーリーを細かく追うより、映像に圧倒されたい」という人。
2014年版のハリウッド版ゴジラは、
巨大な存在を前にした人間の無力さをしっかり味わえる作品です。
日本のゴジラ映画とは違う?
違いはあります。
日本のゴジラ映画にある独特の社会風刺や人間ドラマとは別に、
2014年版はハリウッドらしいスケール感を前面に出しています。
ただし、ゴジラを単純な怪獣アクションの悪役として扱っているわけではありません。
人間より圧倒的に大きく、
人間の都合では動かない存在として描いています。
「ハリウッド版だから別物」と決めつけず、
一度その巨大さを体験してみるのがおすすめです。
『GODZILLA ゴジラ』を観るなら、ここに注目
ゴジラの「足元」を見る
ゴジラの顔や背びれだけではなく、
人間や建物と並んだときのサイズ感に注目してください。
車、人、ビル、道路。
普段なら大きく感じるものが、ゴジラの前では小さく見えます。
このサイズ差こそ、2014年版の大きな魅力です。
ゴジラが出ていない時間も楽しむ
「ゴジラ映画なのに、なかなかゴジラが出てこない」
そう感じる人もいると思います。
でも、ゴジラが出ていない時間こそ、
「次に何が起こるんだ?」という緊張感を作っています。
姿が見えないからこそ、
実際に現れた瞬間の大きさが際立つんです。
『GODZILLA ゴジラ』は今の自分に必要な映画か?
「今日は何も考えたくない」
そんな日なら、かなり相性がいい映画です。
ゴジラを観ている間くらい、
仕事の悩みや人間関係から離れてしまっていい。
何しろ画面の中では、
人間関係どころか街そのものが大変なことになっています(笑)。
仕事の小さなミスなんて、
ゴジラの足元では本当にどうでもよく見えてきます。
そして、少しだけ面白い見方もできます。
人間はゴジラをコントロールできません。
だからこそ、できることをやりながら状況に対応していきます。
仕事でも同じです。
自分では動かせない相手や、
どうにもならない状況に悩み続けるより、
「自分が動かせる部分だけ動かす」
それくらいでいい日もあります。
ゴジラを倒す必要はない。
今日を無事に終えれば、それで十分です。
『GODZILLA ゴジラ』は、
巨大怪獣の迫力を楽しむだけの映画ではありません。
人間より圧倒的に大きな存在が現れたとき、
日常がどれほど簡単に変わってしまうのかを体験できる作品です。
後のモンスターバースへつながる作品として観るのもいい。
何も考えず、巨大怪獣に圧倒される夜にするのもいい。
特に仕事で疲れた週末なら、
「今日はもう、俺の悩みなんてゴジラに比べたら小さいわ」
くらいの気持ちで観てください。
※上映時間:約123分
まとめ
ハリウッド版ゴジラ『GODZILLA ゴジラ』は、
「今日はもう何も考えず、迫力のある映画を観たい」という夜にぴったりです。
特に印象的なのが、人間がゴジラを完全にはコントロールできないところ。
ゴジラが現れ、街が戦場になっても、
人間はできることを一つずつやるしかありません。
これは仕事や人間関係でも、ちょっと似ています。
相手の考え方を変えることはできない。
起きてしまったことを消すこともできない。
だからこそ、自分が動かせる部分に集中する。
ゴジラを倒す必要なんてないんです。
とりあえず逃げる。
家に帰る。
映画を観る。
そして月曜日になったら、また頑張ればいい。
社会人的に言うなら、
・自分では動かせないものに悩みすぎない
・できることだけ、ひとつずつやる
・疲れた日は巨大怪獣に悩みを踏み潰してもらう
最後だけ若干おかしいですが(笑)、
週末のリフレッシュとしては、これくらいでいいと思います。
『GODZILLA ゴジラ』は、後のモンスターバースを楽しむうえでも重要な一本。
でも、そんな難しいことは一旦置いておきましょう。
今日はただ、
「デカいゴジラを観て、全部忘れる」
それで十分です。
仕事で疲れた夜に、ぜひどうぞ。
……翌朝、ゴジラが会社を破壊してくれているかも知れません(笑)
では、また!


0 件のコメント:
コメントを投稿