週末の夜、仕事のことを忘れて、何も考えずに楽しめる映画が観たい。
そんな日におすすめしたいのが、映画『リベリオン』です。
「感情を持つこと」が罪になる世界で、主人公が自分の感情を取り戻していく物語です。
しかも、クリスチャン・ベールが銃を持って大暴れ。
謎の格闘術「ガン=カタ」まで登場します(笑)。
洋画アクションの名作を探している人はもちろん、
「有名すぎない映画を観たい」という人にも刺さる一本です。
映画『リベリオン』あらすじ|感情が禁止された世界
舞台は第三次世界大戦後の世界。
戦争を繰り返してきた人類は、ある極端な方法で平和を手に入れます。
それが、人間から感情を奪うこと。
「プロジウム」と呼ばれる薬を毎日服用し、怒りや悲しみ、愛情まで抑え込みます。
感情がなければ争いも起きない。
国民は同じような服を着て、同じような生活を送り、感情を持たずに暮らしています。
そんな社会を取り締まるのが、グラマトン・クラリック。
主人公ジョン・プレストンは、その中でも特に優秀な捜査官です。
そしてプレストンの最大の特徴が、銃を使った特殊格闘術「ガン=カタ」。
銃撃と格闘を組み合わせ、複数の敵を一気に制圧します。
ところが、ある出来事をきっかけにプレストン自身の感情が戻り始める。
完璧に管理されていた男の中で、少しずつ「人間」が目を覚ましていきます。
『リベリオン』が洋画アクションの隠れた名作と言われる理由
① 「感情をなくせば平和になる」という設定が面白い
『リベリオン』の面白さは、「人間から感情を奪えば、本当に平和になるのか?」という設定が強烈です。
怒りも悲しみもなくなる。
ということは、恋愛も喜びも感動もなくなってしまう……。
毎日仕事をして、家に帰って、また仕事へ行く。
そんな生活に少し疲れている社会人ほど、妙に引っかかる設定です。
「平和なら、それで幸せなのか?」
『リベリオン』は、そんなシンプルだけど重い疑問を投げかけてきます。
② クリスチャン・ベールの無表情が後半になるほど効いてくる
主人公ジョン・プレストンを演じるのは、クリスチャン・ベール。
『ダークナイト』のバットマンでも知られる俳優です。
ただし『リベリオン』では、最初から最後まで派手に感情を出すわけではありません。
むしろ前半は、驚くほど無表情です。
何を見ても顔色ひとつ変えない。
たとえ仲間が死んでも、淡々と任務をこなします。
ところが、あるきっかけから少しずつ表情が変わっていく。
小さな変化だからこそ、後半のプレストンがものすごく人間らしく見えます。
「無表情な主人公が、感情を取り戻していく」。
この変化こそ、クリスチャン・ベールの演技が効いているポイントです。
③ そして突然始まる「ガン=カタ」が最高にB級映画(笑)
ここはもう、理屈より勢いです。
プレストンが銃を構える。
敵が大量に出てくる。
普通なら隠れながら撃ち合うところを、プレストンは敵の真ん中へ突っ込む。
両手の銃を振り回しながら、次々と敵を撃ち倒します。
しかも、ただの銃撃戦ではありません。
格闘技のような動きで銃撃の位置を変え、複数の敵を一気に制圧します。
急に中二病。とにかく強いのよ。
この潔さが『リベリオン』の魅力です。
重めな設定のディストピアSFをやりながら、突然ものすごいB級映画感を出してくる。この組み合わせが結構ヤバいんです。
「おすすめのB級映画を探している」という人にも、かなり相性がいい作品です。
少しネタバレ|『リベリオン』でプレストンに何が起きたのか
ここからは映画の重要な展開に触れます。
まだ観ていない人は、先に本編を観るのがおすすめです。
ネタバレを表示する
感情を取り戻したプレストンが最初に感じたもの
プレストンが感情を取り戻すきっかけは、毎日服用していたプロジウムを飲まなかったこと。
それまで何も感じなかった世界が、少しずつ違って見えてきます。
犬を見つけたときも、以前なら何も思わなかったはず。
ところがプレストンは、その小さな命に心を動かされます。
さらに音楽を聴き、絵画を見て、女性と出会う。
今まで「違法なもの」として排除してきたものに、人間らしい感情を抱き始めます。
特に大きいのが、妻メアリーとの過去です。
メアリーは感情を捨てることを拒み、政府に捕らえられ処刑されました。
プレストンは当時、感情を抑えたまま妻の処刑に関わっています。
ところが感情を取り戻したプレストンは、その記憶の意味を理解し始める。
「あのとき、自分は何をしていたんだ?」
過去の出来事が、感情を取り戻したプレストン自身を苦しめます。
息子まで政府側だったことが物語をさらに苦くする
プレストンの息子ロビーは、父親と同じく政府の思想を信じています。
父親の変化にも気づき、政府へ報告するような行動を取ります。
ここが結構キツいんですよね。
プレストンは敵と戦っているだけではありません。
自分の家族や、かつて自分自身が信じていた思想とも戦うことになります。
しかもプレストンは、感情を取り戻したことで強くなったわけではありません。
むしろ、悲しみや恐怖を感じるようになったからこそ苦しみ始めます。
それでもプレストンは、感情を捨てることを選ばない。
最後には、自分の意志で支配者側へ反旗を翻します。
『リベリオン』は「自由になりたい人」に刺さる映画
仕事で感情を押し殺している人におすすめ
社会人になると、言いたいことを全部言えるわけではありません。
上司に腹が立っても、取引先にイラッとしても、とりあえず笑顔。
家に帰ってから「今日も疲れたな……」となる。
そんな日が続くと、自分の感情まで鈍くなってきます。
『リベリオン』は、そんな状態にちょっとした刺激を入れてくれる映画です。
プレストンは感情を捨てることで、完璧な仕事人になりました。
でも、完璧になった代わりに、人間らしいものを全部失っています。
仕事ができることと、幸せに生きることは別。
そんな当たり前のことを、かなり極端な形で見せてくれます。
『マトリックス』のようなSFアクションが好きなら
「SF洋画のおすすめを探している」なら、『リベリオン』は候補に入れていいです。
特に『マトリックス』のような近未来SFが好きなら楽しめます。
管理された社会、政府による監視、反体制組織、主人公の覚醒。
SFアクション映画としておいしい要素がかなり詰まっています。
ただし、『マトリックス』ほど大作感はありませんが、
むしろ低予算感のある荒々しさが、『リベリオン』の個性になっています。
だからこそ、「知る人ぞ知る洋画の隠れた名作」を探している人におすすめできます。
「映画は細かいことより勢い!」という人にもおすすめ
『リベリオン』には、ツッコミどころもあります。
ガン=カタの理屈も、冷静に考えるとかなり豪快です。
でも、そこを細かく考え始めたら負けです(笑)。
「クリスチャン・ベールが無表情で銃を撃ちまくる!」
「感情を禁止する世界という設定が面白い!」
「ガン=カタがとにかくカッコいい!」
まずは、この3つを楽しめば十分です。
『リベリオン』を観るなら、こんな夜がおすすめ
金曜日の夜、仕事から帰ってきたけど、何も考えたくない。
でも、ただボーッとするのも少しもったいない。
そんな夜に『リベリオン』はちょうどいい。
前半は「感情を失った世界」というSF設定を楽しみ、
後半はプレストンの反撃とガン=カタで一気に突っ走れます。
難しいことを考えながら観る必要はありません。
ただ、観終わったあとには「自分の感情って大事だな」と少し思える。
アクション映画として爽快。
SF映画としても面白い。
そして、社会人には意外と刺さる。
このバランスが『リベリオン』の強さです。
※約107分。週末の夜にちょうどいい長さです。
まとめ|感情を捨ててまで、仕事ができる人間になりたいか?
『リベリオン』は、派手なアクションだけを楽しむ映画ではありません。
「人間らしく生きるとは何なのか」を考えさせるSFアクションです。
プレストンは、感情を捨てたことで優秀なクラリックになりました。
でも、妻の死や犬との出会いを通して、失ったものの大きさに気づきます。
この設定は、仕事にも少し似ています。
感情を出さず、嫌なことも我慢して、淡々と仕事をこなす。
社会人としては、それも必要な場面があります。
ただし、何でも我慢すればいいわけではありません。
自分が何に怒り、何を嬉しいと思うのかは、ちゃんと残しておきたい。
プレストンが最後に選んだのは、
「完璧な人間」ではなく、「感情を持った人間」として生きること。
これが『リベリオン』から受け取れる、ちょっと意外なライフハックです。
仕事でムカついたら、無理に感情を消さなくていい。
ただし、会社でガン=カタを使うのだけは絶対にやめましょう(笑)。
洋画アクションの名作を探している人。
SFアクション映画のおすすめを探している人。
そして、ちょっと変わったB級映画を観たい人。
そんな人には、ぜひ一度『リベリオン』を観てほしい。
有名すぎる映画ではありません。
だからこそ、「こんな映画あったのか!」という発見があります。
その当時、サブカル好きの会社の上司に教えてもらって観た映画です。
ちなみに、この上司は今まで一緒に働いてきた中でもかなり好きな上司(笑)。そんな人に「これ面白いよ」と教えてもらったので、観てみたら……これがなかなか良かった。
まず、ディストピアな世界観がたまらないのに、そこに突然ぶち込まれる中二病全開の「ガン=カタ」! 見た目の派手さとは裏腹に、物語は結構重い。このギャップも含めて、かなり印象に残った一本です。
しかも、主演は若かりし頃のクリスチャン・ベール!最近では重厚な演技でお馴染みですが、華麗なアクションが観られます。これも意外と楽しめるポイントです。
仕事に疲れて、感情まで置いてきそうな夜に。
今夜はプレストンと一緒に、少しだけ反抗してみませんか?
では、また!


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