ハラハラする逃亡劇映画なら『ワン・バトル・アフター・アナザー』|追われる父親の決死の戦い|Part.207

2026/07/25

150分 アクション スリラー ドラマ

t f B! P L

週末の夜、ひとりでゆっくり映画観る時間って、ちょっとしたご褒美ですよね。
仕事で削られたメンタル、週末に少し回復しておきましょう。

今回は……、
ワン・バトル・アフター・アナザー』です。

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』ポスター(One Battle After Another)

娘をさらわれた元革命家の男が、
とにかく逃げる。そして、追われる。

逃げても逃げても、次の敵がやってくる。
なんとか切り抜けたと思ったら、また別の問題が起きる。

少しダメな父ちゃんを演じるのは、
レオナルド・ディカプリオ。

そのダメっぷりもかなり楽しめる、
そんな、変わったサスペンスアクション映画です。

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『ワン・バトル・アフター・アナザー』あらすじ(ネタバレなし)

主人公は、かつて革命活動に身を投じていた男、ボブ。

しかし現在は、過去の勢いなどすっかり失ったような生活を送っています。

彼が一緒に暮らしているのは、ひとり娘のウィラ。

かつては世の中を変えようとしていた男が、今では娘を守りながら、ひっそりと生きている。

ところが、そんなボブの前に、過去の因縁を持つ男が現れます。

そして、娘のウィラがさらわれてしまう。

ここからボブの平穏な生活は完全に崩壊。

娘を取り戻すため、ボブは再び過去の世界へ戻っていくことになります。

追ってくるのは、執拗な軍人ロックジョー。

さらに、次から次へと現れる刺客たち。

ボブは逃げながら、戦いながら、娘を探し続ける。

つまりこれは、

「昔は革命家だったけど、今はちょっとくたびれた父親が、娘のためにもう一度立ち上がる映画」

なんです。

逃亡劇映画を探しているなら、まずこれを観てほしい

① 途切れない緊張感がすごい

逃亡劇って、「いつ捕まるんだ?」という緊張感ですよね。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、

主人公がなんとか逃げ切ったと思う。

でも、まだ終わっていない。

そしてまた追われる。

さらに別の問題が……

「もうちょっと休ませてやれよ!」と思うくらい、ボブに次々と災難が降りかかります。

まさに、ハラハラする映画のお手本のような展開。

仕事で疲れているときに観る映画としては、ちょっと忙しいんですが……。

逆に、仕事の悩みなんて吹き飛びます。

「明日の会議が……」そんなもんどうでもいい!

今はボブが逃げています。

② 少しネタバレ:ボブは“最強の主人公”ではない

ここがこの映画の面白いところです。

ボブは、いわゆる無敵のアクションヒーローではありません。

むしろ、かなり頼りない。

かつては革命家として行動していた、
過去の栄光はある。

でも現在の彼は、すっかりくたびれている。

逃げる。

慌てる。

判断を間違える。

それでも、娘のために動く。

ここがいいんです。

何でもできるスーパーマンではなく、ボロボロになりながらも逃げ続ける父親

その姿が、妙にリアルなんですよ。

40代、50代の社会人なら、もしかするとボブの気持ちがちょっと分かるかもしれません。

若い頃の自分なら、もっとできた。

昔はもっと無茶ができた。

でも今は、体力も気力も昔ほどない。

それでも、守りたいものがあるなら動くしかない。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、そんな「くたびれた大人の再起動映画」でもあります。

③ ショーン・ペン演じる敵が怖すぎる

ボブを追い詰めるロックジョーを演じるのは、ショーン・ペン。

これがまた、かなり嫌な敵です。

普通の悪役なら、

「目的があって、そのために主人公を追う」

という感じですよね。

しかしロックジョーは、どこか異常な執着を感じさせる。

ボブを追う。

娘を狙う。

そして、何年経っても過去を忘れていない。

こういう「何を考えているのか分からない敵」は、やっぱり怖いです。

しかも、追われる側のボブがあまりにも普通の人間っぽい。

だからこそ、敵の異常さが際立つんですよね。

「この人、いつまで追ってくるんだよ……」

観ているこちらも、だんだんボブと同じ気持ちになってきます。

④ ただのサスペンスアクション映画ではない

この映画、予告だけを見ると、

「レオナルド・ディカプリオが娘を救うアクション映画」

という印象を受けるかもしれません。

もちろん、それは間違っていません。

でも物語の奥には、

「過去の理想を追い続ける人間」
「その過去に巻き込まれる次の世代」
「親が信じてきたものを、子どもはどう受け止めるのか」

というテーマがあります。

ボブはかつて、世界を変えようとしていた。

しかし、今の彼にとって最も大切なのは、目の前にいる娘です。

世界を変えるより、まず娘を守る。

若い頃の理想と、今の現実。

その間で揺れるボブの姿が、物語に独特の深みを与えています。

スタイリッシュな映画が好きな人にもおすすめ

『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、ただストーリーを追うだけの映画ではありません。

映像や音楽、登場人物の見せ方もかなり独特です。

派手なアクション映画なのに、どこか変。

シリアスな場面なのに、妙に笑える。

かっこいいシーンなのに、主人公がちょっと情けない。

そんな不思議なバランスがあります。

何より、映画全体に「この先どうなるんだ?」という予測できない感じがある。

この映画は、
「えっ、そっちに行くの?」

という展開がちょくちょくやってきます。

そのため、162分という長さがありながら、次の展開が気になってしまう。

週末の夜に「今日はちょっと長めの映画を観るか」と腰を据えて観るのにちょうどいい一本です。


仕事で疲れた夜。

なんとなくスマホを眺めながら、時間だけが過ぎていく。

そんな夜に、ちょっと刺激のある映画を1本観てみる。

逃げる。

追われる。

戦う。

また逃げる。

そして、また戦う。

その繰り返しを観ているうちに、気づけば2時間半が過ぎています。

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※約162分で観終わります


まとめ/感想

この映画、男は落ち着きがなく、変態、過去に執着……、 とにかく、癖だけは強いのにここぞと言うときに頼りがいがない。

それに対して女性は、冷静で賢くて、頼れるし、強いんです。

ハリウッド的な、筋肉✖️正義=勝ち!ではなくて、 愛情✖️信念=勝ち!そんな違うベクトルでの強さを表現しているのが、 とても独特で面白いポイントでもあると思いました。

エリートでかっこいい役柄が多いディカプリオのダメさ加減も、 演技力がめちゃくちゃ光ってます。これもかなり面白いポイントです。

あと、この映画を観ていて思い出したのが、 以前紹介した、 ファーゴ

田舎で起きた殺人事件を出産間近の女性保安官が冷静に追う話なんだけど、 これも独特の世界観で面白いので、観てみてください。


「もうダメだ……」

という状況でも、主人公は逃げ続けます。

そして、なんだかんだで前に進んでいく。

これ、社会人にも大事な考え方かもしれません。

というわけで、映画から学べる社会人ライフハックをまとめると……

・追われているときは、とりあえず走れ!
・完璧な計画より、まず娘を助けに行け!
・敵がしつこいときは、こっちも粘れ!
・逃げ=負けではない。次の戦いへの移動である!

特に最後は大事ですね。

仕事で失敗した。

そんなときは、いったん逃げてもいいんです。

でも、月曜日には戻ってきてください。

仕事に疲れた週末の夜。

ちょっとハラハラする映画を観て、頭の中を強制的にリセットしたいときに。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、かなりおすすめの一本です。

では、また!

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