万能な死体…?!映画『スイス・アーミー・マン』を超簡単に解説【感想・レビュー】Part.026

2025/04/06

アドベンチャー ファンタジー

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映画『スイス・アーミー・マン』ポスター(Swiss Army Man)

作品情報

公開年: 2017
監督: ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
キャスト:
ダニエル・ラドクリフ(メニー)
ポール・ダノ(ハンク・トンプ)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(サラ)
マリカ・キャスティール(リポーター)
アントニア・リベロ(クリスシー)
ティモシー・ユーリック(プレストン)

上映時間: 97分

あらすじ

人生に絶望して無人島に漂着した青年・ハンク。もう終わりだ…と思ったその時、浜辺に流れ着いたのはーー死体!?でもその死体は、ただの死体じゃなかった。ある“特殊な能力”を持っていたのだ。孤独な男と不思議な死体の、奇妙で感動的で、ちょっぴりクレイジーな旅が始まるーー!

ダニエル・ラドクリフ主演の映画です。この作品でも彼の演技力が際立っています……。
あらすじだけでもうお腹いっぱいになりそうな、スイス・アーミー・"マン(?)"このタイトルが意味するものとはーー。

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超万能な“変な死体”!

孤独な男ハンクが無人島に漂着してしまい、そこで自殺を試みるところから始まる。そこに流れ着いたのが、1体の"死体(メニー)"。でもこれ、ただの"死体"じゃない!?

おならでジェットスキーのように移動したり、口から飲み水を吹き出したり、硬直した手でヒゲを剃ったり…。まさに“スイスアーミーナイフ(十徳ナイフ)のような死体”。

なんでそんなことできるの!?」っていうツッコミどころ満載なのに、なぜかどんどん愛着を持ってしまう。この死体の便利スキルによって、ハンクはサバイバルを続け、生きていくことになるんです…。

"死体"と育む友情?!

最初は道具として使っていた死体と徐々に心が通っていくんです。ありえないんだけど、言葉を話したり、感情があったりします…。死体なんだけど、"最高の友人"みたいな感じ。ありえない設定なのに、じわじわと感情移入してしまうのが不思議と心地よいんです。
死んでいる存在と心を通わせることで、逆に生きることへの希望」に気付いていくんです。

唯一無二の“死体”キャラ

この映画で死体・メニーを演じるのは、『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフ。彼が演じたのは、体が硬直した、ちょっと声のトーンを変えるぐらいしか表現手段がない"死体"なんです。その“制限”の中でもちゃんと演技している!というところだけでも観る価値はあります。彼の怪演だけでも楽しめる作品でもあります。


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無人島で絶望していた青年と“しゃべる死体”が織りなす、奇想天外で心温まる物語。
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最後に

"死体"という現実的な""を身近に感じることで、二人のやりとりの中で逆に"生きる"ことの楽しさや、色々なことに気付いていく、この逆説的な表現が面白いポイントでありつつ、主人公ハンクの心の奥に隠されていた「本当の想い」が徐々に明らかになってきます。このあたりは共感できることもあったりして、なぜか感動します。
このぶっ飛んだ設定の裏に隠されたメッセージ性を個人個人探して解釈するのも楽しいんじゃないかと思います。

少し前に紹介した「ホーンズ 容疑者と告白の角」での演技がとても良くて、すっかり"怪演役者"になってしまった感がありますが(笑)、これでもう完全にダニエル・ラドクリフの虜になること間違いなしです!彼の演技もぜひ楽しんでください!

では、また!


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映画、音楽、ゲーム、マンガ、あとはたまにガンプラ、そしてやっぱり猫が好き(犬も好き)。好きなものだらけのインドア派。

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